2017/11/30

今日は「シリアは何故化学兵器による攻撃を行ったのか?」について紹介するで。シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとして、国際社会の非難が強まっているんや。政権側による化学兵器の使用疑惑は過去に何度もあったんや。
しかし、政権の中枢機能に打撃を与えるような攻撃は行われていないんや。
ほなそろそろ見ていこか。
繰り返される科学攻撃
仮に今回、アサド政権が化学兵器を使ったとすれば、こうした過去の経緯から見てトランプ政権などが強硬な反応をするとは考えていない可能性があるんや。
ロイター通信によると、国連は昨年9月、アサド政権の化学兵器使用は2011年の内戦発生以降、少なくとも27回に上るとする報告書を出したんや。
多数の化学兵器使用が疑われるのにも関わらず、本格的な軍事攻撃を受けたケースは少ないんや。トランプ政権は1年前、アサド政権側が北西部イドリブで化学兵器を使用したとして、中部の空軍基地を巡航ミサイルで攻撃したんやが、このときもピンポイント攻撃が短時間行われただけやったんや。
恐怖心を植え付けるため?
今回、化学兵器の使用疑惑が浮上した首都ダマスカス近郊の東グータ地区では、他の反体制派が退去する中、武装組織「イスラム軍」が最後まで残って戦闘を続けたんや。また、北西部イドリブには撤退交渉に応じ、国内各地からやって来た反体制派武装勢力が割拠していて、政権側がさらに大規模な攻撃を仕掛けるとの見方が強いんや。
アサド政権側は否定しているんやが、化学兵器を実際に使ったとすれば、イドリブの戦闘を視野に反体制派全てに恐怖心を植え付ける狙いがあることは間違いないんや。
化学兵器の使用を含めて、アサド政権側に全面的に戦闘を終結させるよう強いるのであれば、政権の中枢機能も攻撃対象とする大規模かつ長期に及ぶ軍事作戦が必要になると見られているんや。
ロシアとの関係
しかし、その場合は衝突を避けるため、内戦に深く関与しているロシアとの調整が不可欠なんや。逆に短期間、軍事施設に限って攻撃をするだけなら、アサド政権を助長する結果になりかねないんや。国際社会で非難の矢面に立つロシアを隠れみのに軍事作戦を続けて、化学兵器の使用疑惑が浮上する事態さえ予想されていたんや。
これに対して、アメリカの狙いは何なんやろうか?
それは、この状況でのミサイルの発射は、いわばロシア主導で終結に向かうシリア情勢にアメリカの印象を残して、その事後処理においてアメリカの最低限の発言力を確保しようとする試みがあるといえるんや。
言い換えると、ロシアが大幅にミサイル防衛システムを増強してアメリカに譲歩を迫る状況の中、トランプ大統領があえてこれを押し切ったのは、プーチン大統領に「舐められない」ためだということができるんや。
いや~。アサド政権が反体制派に恐怖心を植え付けるためにね~。
そんなんで化学兵器使われとったらたまらんな。
戦闘に何の関係もない市民たちも巻き添えになってんねんやろ?
とんでもないな。
また、アメリカのやり口も汚いな。
そんな謀略がうごめいとったとはな。
一体人の命をなんだと思ってるんやろうな?
最後まで読んでくれてオオキニや!
ほなまたね。