2017/11/30

今日は「パキスタンで起きたテロ」について紹介するで。
パキスタンの遊園地で27日、自爆テロが発生して少なくとも
70人が死亡したんや。
復活祭だったため、園内はキリスト教徒の家族連れで賑わっていたんや。
イスラム過激派「パキスタン・タリバン運動」の関連組織が犯行を認めて
いるんや。
ほなそろそろ見ていこか。
パキスタン第2の都市、ラホール市内にある遊園地に男が侵入して自爆したんや。
これまでに少なくとも70人が死亡、300人以上が怪我をしたんや。
この日はキリスト教の祝日「復活祭」だったため、園内はキリスト教徒の家族連れ
などで賑わっていたんや。
ロイター通信によるとイスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」の
関連組織がキリスト教徒を標的にした自爆攻撃を行ったと犯行を認めていて、
今後も攻撃を続けるとしているんや。
テロは何故起こるのか?
悲惨なテロは何故起こってしまうのか?
ここで背景にあるものも含めて一回見ておこか。
パキスタンとアフガニスタン
パキスタンの隣にアフガニスタンという国があるんや。
以前ソ連がそのアフガニスタンに攻め込んだことがあり、戦争になってしまった
んやが、アフガニスタンは戦争に勝って独立を守ったんや。
しかし、この戦争を通じて兵士として勇敢に戦った勢力がイスラム原理主義政権
を樹立してしまったんや。それがタリバンなんや。
また、この戦争には同じイスラムの兵士としてアラビア半島からアルカイダという
組織も応援に駆け付け、資金や武器の援助をしたんや。
そのため、タリバンとアルカイダは仲良しになったんや。
同時多発テロから始まった
それからしばらく経って、アメリカで9・11の同時多発テロが発生して、大勢の
アメリカ市民が被害を受けたんや。
アメリカ政府はテロを行ったのはアルカイダであると断定して、首謀者の
ウサマ・ビン・ラディンがどこにいるか探したんや。
そしたらビン・ラディンはアフガニスタンにいることが分かったので、アフガニスタン
政府に引き渡しを求めたんや。しかしアフガニスタンのタリバン政権は拒否したんや。
仕掛けたアメリカ
そこでアメリカはアフガニスタンに軍事攻撃を仕掛けて、戦争が始まったんや。
このときアメリカの軍隊は遠いアフガニスタンを攻撃するため、パキスタン政府に
パキスタン内に米軍基地を作らせてほしいと協力を求めたんや。
これをパキスタン政府は快諾して、アメリカはパキスタン内の米軍基地から
アフガンを攻めて、タリバン政権を倒し、穏健派の親米政権を樹立したんや。
追われたタリバンの残党がゲリラになってアフガニスタン国内やパキスタンに
潜伏したんや。
パキスタンでテロを起こしているのはこのタリバンの残党なんや。
彼らの敵はアメリカであるんやが、アメリカに協力したパキスタン政権に対する
ゆさぶりという意味も、一連の活動には込められているんや。
大体わかったかな?そんなわけでパキスタンでもタリバンとアルカイダはテロを
止めないわけやな。
ホンマに迷惑な話やで。
完全な逆恨みやな。
元は自分が悪いことしてるくせにパキスタンのことを裏切ったみたいな感じで
言われてもな~。
まぁ何にせよ、悪はそんなに長いことはびこってられへんし、そのうち弱体化
するやろ。
ほなまたね。